プログラム

オンデマンド配信 11月6日(土)~11月30日(火)

期間中随時 特別講演 Evaluation/assessment of interprofessional education and collaboration(IPE/C)
(日本語訳付き)
期間中随時 一般演題

 

ライブ配信 11月14日(日)

9:00–9:10 開会式
9:10–9:35 大会長講演 地域医療におけるIPE・IPWの取り組み
9:35–10:15 教育講演 1 コロナ禍のこころのケアと専門職連携
10:15–10:25 休憩
10:25–11:55 シンポジウム 1 役割や組織構造が異なる中で,現場ではどのような連携を実践しているのか~コアとなる連携の価値を考える~
11:55–12:45 昼休み
12:45–14:15 ワークショップ WS1:IPEのカリキュラム・デザインを考える
WS2:新型コロナ禍のもとで思いと知恵と力を合わせる ―パンデミック下の多職種連携― part2
WS3:アルコール関連問題に対する効果的な連携を考える
14:15–14:25 休憩
14:25–15:05 教育講演 2 地域医療最前線,地域をまるごと巻き込む多職種連携
15:05–15:15 休憩
15:15–16:45 シンポジウム 2 コアとなる連携の価値をもとに,多職種連携をどう学んでいくのか~準備状態を踏まえた方略を考える~
16:45–17:00 表彰式・閉会式

 

大会長講演

地域医療におけるIPE・IPWの取り組み

9:10–9:35

演 者:
前野 哲博(筑波大学医学医療系 地域医療教育学 教授)

特別講演

Evaluation/assessment of interprofessional education and collaboration(IPE/C)

  Session 1 Evaluation of IPE/C: Emerging Theories
  Session 2 What makes a measure valid and reliable for use in evaluation of IPE/C?
  Session 3 Measurement or audit of IPE/C: Qualitative or Quantitative or both?

オンデマンド配信

演 者:
Carole Orchard
(Professor Emerita, Adjunct Research Professor, Arthur Labatt Family School of Nursing, University of Western Ontario, London, ON, Canada)
(日本語訳付き)

教育講演

1. コロナ禍のこころのケアと専門職連携

9:35–10:15

座 長:
横谷 省治(筑波大学医学医療系 地域総合診療医学 教授)
演 者:
太刀川 弘和(筑波大学医学医療系 災害・地域精神医学 教授)
新型コロナウイルスの感染拡大(コロナ禍)に伴い,メンタルヘルスの問題は一般市民のみならず医療従事者にも生じ,災害時に準じたこころのケアが要請されている.このような事態に応じるために我々は,一般市民に対しては「茨城県コロナウイルス関連メンタルヘルス協議会」,大学病院職員に対しては「附属病院相談ネットワーク」を組織して,様々なこころのケア活動を展開している.本講演ではこれらの活動の一端を紹介し,コロナ禍のこころを護るための専門職連携の重要性を論じる.

2. 地域医療最前線,地域をまるごと巻き込む多職種連携

14:25–15:05

座 長:
鈴木 將玄(筑波大学医学医療系 地域医療教育学 准教授)
演 者:
紅谷 浩之(医療法人社団オレンジ 理事長)
地域をhappy!にするのは,やはり地域の力.地域医療における多職種連携は,医療・保健・福祉に関わるあらゆる専門職から,住民や文化や歴史,環境なども含めた地域と繋がっていくプロセスだと感じています.これからの地域に求められる多職種連携について,皆さんと共に考えていければと思っています.

シンポジウム

1. 役割や組織構造が異なる中で,現場ではどのような連携を実践しているのか~コアとなる連携の価値を考える~

10:25–11:55

座 長:
後藤 亮平(筑波大学医学医療系 地域医療教育学/理学療法士)
春田 淳志(慶應義塾大学医学部医学教育統轄センター/医師)
シンポジスト:
木村 友和(筑波大学医学医療系 腎泌尿器外科学/医師)
山岸 紀子(諏訪中央病院/前看護部長)
岡崎 理絵(医療法人社団鉄祐会 祐ホームクリニック吾妻橋,荒川 事務長/薬剤師)
多様な場で多職種連携は実践されているが,文脈に合わせて保健医療福祉スタッフ,行政などがその場に最適な多職種連携を実施している可能性がある.本シンポジウムでは,多様な場における連携を可視化するため,場の違いによる連携の実態を明示化し,連携の在り方の相対性だけに思考停止せず,場が異なることでみえてくるコアな連携の価値を考える機会とする.このテーマを参加者とのインタラクションを踏まえ,深める.

2. コアとなる連携の価値をもとに,多職種連携をどう学んでいくのか~準備状態を踏まえた方略を考える~

15:15–16:45

座 長:
春田 淳志(慶應義塾大学医学部医学教育統轄センター)
後藤 亮平(筑波大学医学医療系 地域医療教育学)
シンポジスト:
前野 貴美(筑波大学医学医療系 地域医療教育学/卒前教育)
白鳥 博之(島根大学医学部医学科6年・多職種連携サークルSiPS/連携学習)
小倉 和也(医療法人はちのへファミリークリニック/地域医療)
社会人や職業人としての成熟とともに連携の基盤となるコアな連携の価値を複数他者で醸成する必要がある.本シンポジウムでは,立場性の違いでどのような教育・学習・実践などが繰り広げられているかを明らかにするため,教員・現場スタッフ・学生の視点からの多職種連携教育・協働の実態を共有し,準備状態を踏まえた多職種連携の価値の醸成について考える機会とする.このテーマを参加者とのインタラクションを踏まえ,深める.

ワークショップ

1. IPEのカリキュラム・デザインを考える

12:45–14:15

企画担当:
IPE推進委員会
下井 俊典(国際医療福祉大学福岡保健医療学部理学療法学科)
みなさんが実装されているIPEのカリキュラム・デザインについてご発表いただき,その発表を軸に意見交換する,気軽なワークショップを企画しました.いろいろなカリキュラム・デザインのアイディアを共有し,みなさんの教育実践の一助となれば幸いです.
貴校のIPEのカリキュラム・デザインについてプレゼンテーションをしていただける方は,下井(shimoi@iuhw.ac.jp @を小文字に変換してください)までご連絡ください.
※1:可能な限り多くの先生にプレゼンテーションしていただくとともに,質疑応答や意見交換の時間を多く確保したいと考えているため,発表時間は5分間を予定しております.ただし,発表者数によっては,発表時間を変更することもあります.
※2:今回の発表は,学会発表ではありませんので,データの解析などは必要ありません.意見交換,質疑応答のために,貴校のIPEのデザインについてご紹介いただく,指定発言とお考えください.

2. 新型コロナ禍のもとで思いと知恵と力を合わせる ―パンデミック下の多職種連携― part2

12:45–14:15

企画担当:
IPW推進委員会
[座長] 藤井 博之(長野大学社会福祉学部)
[座長] 吉浦 輪(東洋大学ライフデザイン学部)
小川 孔美(埼玉県立大学社会福祉子ども学科)
堀内 明由美(筑波大学医学医療系地域医療教育学)
登壇者:
小橋 孝介(松戸市立総合医療センター小児科,医師)
「子ども虐待から見た子ども家庭福祉における多職種連携」
曽根 敬雄(特定非営利活動法人任代表理事,社会福祉士)
「コロナ禍における障害者の地域生活支援 -障害者とその家族,支援者が共に立ち向かうために-」
大村 裕佳子(多職種連携教育プロジェクトあいまいぴー,石川県立高松病院看護師,金沢大学大学院博士後期課程)
「サードプレイスIPE~卒前から現任をゆるやかにつなぐ、楽しい出会いと学びの場~」
昨年度に引き続いて,COVID-19の感染拡大という状況で保健・医療・福祉が連携する実践の可能性についてシンポジウムとワークショップを企画します.現時点で,社会的行動制限が繰り返され,ワクチン接種が進んでも,新型コロナ禍は収束に向かっているとはいえません.社会的行動制限やワクチン,東京オリンピックの開催をめぐって見解が対立し,社会の中に新しい分断が現れています.それでも,保健・医療・福祉における多職種連携の必要性は強まり,思いと知恵と力を合わせる実践も紡ぎ出されています.本委員会は,本年もこの点に着目して意見交換の場を作りたいと考えます.多くの皆さんのご参加をお願いします.
案内ちらしPDF

3. アルコール関連問題に対する効果的な連携を考える

12:45–14:15

座 長:
吉本 尚(筑波大学医学医療系 地域総合診療医学)
稗田 里香(武蔵野大学人間科学部社会福祉学科)
講 師:
栗田 真由美(ASK依存症予防教育アドバイザー、東京足立病院)
世界でもっともケアが不十分な領域とされているアルコールに関連する諸問題は,地球規模課題とされ,国連の持続可能な開発目標(SDGs)のゴールの1つとして連携強化が求められている.本ワークショップではアルコール関連問題の基本的な知識を整理した上で,社会福祉士教育におけるアルコール依存症患者に対する連携についての模擬授業を体験し,連携教育に関するアイディアの議論・共有を行う.